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悪魔の本性
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「こちらでよろしかったですか?」
「そそ、一度使ってみたかったんだよね」
「な、何だそれはっ!」
漸く遊びではない事に気付いたらしい
「これ?」
「ああ」
「TVで観た事ないかなー、バナナで釘が打てます・・・みたいな」
「・・・・・・・・・・・えっ?な、なんでそんな物があるんだ!」
「さっきお前も言ってたじゃない・・・・金さえあれば何でも出来るし手に入るんだよ、ちなみに俺はバナナを凍らせただけでずっと忘れていたんだけどね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「一応説明する?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
顔がこわばって返事が出来ないらしい
「これは液体窒素、マイナス200度」
「ひっ!」
「そして約束は約束だから・・・・・ここに好きな方の手を入れて?」
「ば、馬鹿か!誰がそんな事」
「ゲームで負けたのはお前だよ」
「だからと言ってそんな・・・・・ふざけるな!」
「いやだな・・・・ふざけてなんかいないけど」
「と、とにかく・・・・嫌だ!」
「いい事を教えてあげる」
「何だ」
「ここでは逃げる事は出来無いんだよ」
「えっ・・・・・や、止めろ!!」
「和海」
「はい」
「離せ!!やめ・・・・・ぎゃーーーーーー!!」
手首を掴んで容器の中に入れた
冷気がすごい
「そろそろいいかな」
「はい」
掴んだ手首を取り出し、翔に見せた
指は見事に凍り付いていた
もう使い物にならないだろう
「ううっ・・・・・貴様・・・」
「凍っても汚い指だね・・・・・でも、約束だし仕方ないよね?」
「な、何を・・・・止めろ・・・・止めてくれ!!」
翔は床に落ちていた木の棒を拾い上げ、そのまま凍った指に叩き付けた
「ぎゃっ!!」
「痛みはないんじゃない?わかんないけど・・・・・」
「ううっ・・・・俺の指・・・・俺の・・・・・」
「和海、窓から捨てておいて」
「はい」
床に飛び散った指を拾いあげ、窓から捨てた
「ああっ・・・・なんて事を・・・・クソッ!!」
「・・・・・・で、まだやる?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「片手じゃ出来ないか・・・・・クスッ」
「・・・・悪魔」
「そうそう、ついでに忠告ね・・・・そこのベッドに近付いたら今度は顔を凍らせるから覚えておいて」
「こ、こんな事をして・・・・ただで済むと思うなよ」
「うるさいよ?お前も知ってるじゃない・・・・ここは何でもありだって」
「黙れ!ぎゃーーーー!」
笑いながら木の棒を目に突き刺すとは
「大人しくして欲しいな・・・・わかった?」
「ううっ・・・・いてぇ・・・・・いてぇよ・・・・・」
「和海、手が汚れた」
「はい」
手についた血を綺麗に拭き取り、微笑んだ
燕羽は怯えて震えている
目の前に凍った指が飛んでくればそうなっても仕方が無い
「和海、もう寝るよ」
「わかりました」
「それと・・・・次に声を出したら舌を切り落とすから」
「ひっ!」
痛くても声を出すなと言われ、ひたすら隅で絶えていた
最初から大人しくしていれば指と目を失う事も無かったのに馬鹿な奴だ
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