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急いで公園に向かい、連れて行かれた気難しい彼を捜した
(や、やめて・・・・・頼むっ)
まずい
でも何とか間にあ・・・・・
「うおっ!」
人が降って来た?
まさかね
「ううっ・・・・・」
やはり人らしい
でも、どうして?
「おい」
「た、助けて・・・・あいつ・・・・狂ってる」
「えっ?どう言う事・・・ってまたかよっ!」
一体何が起きているんだ?
また人が降って来たし
もしかして、こいつらがここに来た時レスラー並みに強い奴が居て・・・・
「やばい!」
飛んで来た方向はこっちだな
早く助けに行かなければ
人影が見える
多分あれだろう
「ん?」
あれ・・・・?
何だか様子がおかしいような
「本当に困るんだよね・・・少しは手応えがあるかと思ってわざわざ来てやったのにさ~」
「許して・・・・お願いします」
「嫌だね、少しぐらい楽しませてよ」
「ひっ!」
あ、あれ・・・・?
目の錯覚??
明らかに遊んでるような感じで石を的確に投げつけてるし
「早く立てよ」
「もう許して・・・・」
「早くしろ」
「ううっ・・・・・」
この声は間違いない
でも、怯えている方ではなく命令している方だとか・・・・マジかよ
「そこに隠れているのは友達?」
「えっ・・・」
何で見つかるんだ?
こんな暗闇に隠れていたのに
でも、行くしか無さそうだ
友達だと思われるのは俺が迷惑だしな
「ごめん・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・お前は」
「死ね!!」
座り込んでいた奴が、一瞬目を離した隙をついてナイフで切りつけた
「痛いな・・・・」
「油断するからだ、ばーか!」
「痛いのはお前の頭の事ね」
「は?」
「油断するなよ、ばーか!」
「ぐっ・・・・ぐはっ!」
えっ・・・
めちゃ強いし
動きがすごく綺麗だな
「うわーーー!!」
そして飛ばされた
「大丈夫か?」
「何が?」
「何って・・・・ナイフで」
「切られたのは服だけ」
「そうか、よかった」
「で・・・何してんの?」
「何って、囲まれて連れて行かれるのが見えたから」
「へぇ、遅かったね」
「それは・・・・ごめん」
「別にあんたに助けてもらう筋合いはないけど」
ちょっと待て
こいつ、本当にさっきの奴と同一人物なのか?
明らかに違うような気がするけど
「と言うか、強いな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「空手でもないし、何かの武道か?」
「合気道」
「成程!合気道か」
って!話してるのに歩き出すとか
「おいおい!」
「何?」
「帰るなら送るよ」
「喉が渇いたからジュース買いに行くんだけど」
「あっ、これでいいならやるよ」
「いくら?」
「いいから飲め」
「もらうような筋合いはない」
「いいからいいから、おっと!」
ジュースを取り出そうとしたら、りんごが落ちてしまった
「・・・・・・・・・・・・りんご」
「あはは・・・・さっきもらったんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ん?」
ずっとりんごを見てるけど・・・・・
「りんご食べるか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・うん」
「オッケー!じゃどうぞ」
「ありがとう」
「ああ」
今度はやけに素直だし
しかも落ちたのに気にせず食べだしたし
「美味いか?」
「うん、すごく」
「そっか」
可愛いな
さっきのは見間違いかと思えてしまう
食べ終わるまで隣に座り、星空を見つめた
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