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憎しみ以上のものは何?
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久しぶりに楽しかった
りんごのタルトも美味しかったし、夕食まで食べさせてもらった
だからここに戻ると一気に寂しくなる
でも、明日は学校だし仕方が無い
あの女の車はない
でも・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珍しい
あいつが家に戻るなんてね
どうでもいいし、今日はこのまま寝よう
リビングで酒を飲んでいる父親を無視して階段を上ろうとしたら
「翔か?」
「・・・・・・・・・・・・・・うん」
珍しく声をかけて来た
「来なさい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ムカつくけど仕方が無い
話なんてないのに何だろう
テーブルの上には空のボトルが転がっていた
相当飲んでいるみたいだ
「何か用?」
「お前は成長するたびにあいつに似てくる」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「あいつはとても綺麗だった・・・・髪もそっくりだ」
「親子だしね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何なんだ
「やはり手放さなければよかった・・・・どこを捜してもあんな顔の女はいない」
「今更」
要するに、今の愛人にまた飽きたわけね
馬鹿らしい
「本当に綺麗だ」
「飲み過ぎじゃない?」
「それでもいいさ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
こいつ・・・・・
目がイッてる
「翔・・・・・お前はどこにも行くな」
「いい加減にしろよ!」
「黙れ!」
「止めろ!離せ!!」
「いいね、その顔・・・・・あいつも苦痛を与えると同じような顔をしていたよ」
「ふざけるな!」
力では敵わない
だって俺はこいつから合気道を教わったから
「腕が折れるぞ」
「その前にあんたの人格を疑うよ」
「生意気な」
「止めろ!」
そのまま服を引き裂かれ、足を開かれた
「何を・・・・止めろ!離せ!!」
「男じゃなければもっと楽しめたが、お前なら何度でも出来そうだ」
「嫌だっ!!やめ・・・・ろ」
鳥肌が立った
だって、一応血の繋がった父親なのにその父親が俺のを咥えて・・・・
「可愛いよ・・・・でも感じていないな」
「止めろ・・・もう止めて・・・・」
感じるわけが無い
「その顔を見ていたら久しぶりに感じたよ」
「・・・・・・・・・・・」
「可愛がってやるから大人しくしていろ」
「いやだっ!!」
「そうだ、久しぶりにあれを使うか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「来い」
引きずられるようにして寝室に連れて行かれた
ここはずっと使っていない部屋
初めて入る部屋
普通とは違う部屋
ベッドには拘束具が取り付けられていた
「お前はここだ」
「嫌だ!!」
手馴れた手つきで俺の手足を拘束した
「止めて・・・・もう止めて!!」
「いい格好だな・・・・」
「ううっ・・・・・っ・・・・・」
そいつは俺の体を舐めまわした
酒臭い息で舌をねじ込んで来た
抵抗する度に、殴られた
顔以外をね
「今度は内臓が破裂するまで殴るぞ」
「ううっ・・・・・ゲホッ」
口の中に入れられたもので吐きそうになった
でも、痛みは人間を服従させる
悔しいけど、それが事実
「舌を使え」
「ううっ・・・んっっ・・・・・」
「いいぞ・・・・いい子だ」
漸く解放されたと思った瞬間
「ぎゃーーー!!」
「いいぞ、締りがいい」
「痛いっ!!止めて、抜いて!!」
「いいね、その泣き顔」
どんなに泣いてもこいつを喜ばせるだけだと知った
だからこの恨みを忘れない
こいつを殺したい
それだけを考えて痛みに耐えた
俺はこいつが満足して眠る直前に漸く解放された
そのまま痛む体を起こし、シャワーを浴びた
何度も何度も体を洗ったけど、綺麗にはならない
もういやだ・・・・・なんで・・・・・
この家にいたら俺はまた・・・・・
だけど家を出る事は出来ない
こいつから全て奪うまではどこにも行けない
だから今は大人しくしようと思った
どうせもう汚れた体なんだ
綺麗にはならない
だったらこの体を使う事を考えればいい
それから俺はこいつのおもちゃだった
俺に味をしめたこいつは毎日俺の体を弄んだ
でもいいさ・・・・・・
俺だって馬鹿ではない
いい事を考えたし従順なふりぐらい出来る
そして今日はいつもより強い酒を飲ませて酔わせた
「翔っ・・・・」
「ああっ・・・・そこっ・・・・いい」
「可愛いやつだ・・・・翔」
すぐにイカせる術も覚えた
甘えるように抱きつきながら俺は言った
「お願いがあるんだけど」
「何だ」
首に腕を回して囁いた
「欲しい物があるんだけど親のサインがいるんだって」
「わかった、好きなものを買え」
酔ったこいつは何も見ないでサインをした
本当に馬鹿な奴
「これでいいか?」
「後は実印」
「何を買うんだ?」
「内緒」
「仕方ないな、待っていなさい」
「うん」
ふらつく足で書斎に向かい、実印を持って来た
「どこだ」
「ここ」
「わかった」
書類は暗くて見えない
警戒もしていないから読もうともしない
「ありがとう」
「翔の為だ」
きっと今夜が最後だね
俺は明日ここから出て行く
本当にいろいろ世話になったね
お返しはしっかりさせてもらう
俺はお前を絶対許さない
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