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罠
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俺は冬矢の話を聞きながら頷いた
と言うか、仕事はいいのかな?
「どうしてここなの?」
「このホテルは弟が経営しているからだ」
「えっ・・・」
「だから部屋もこちらで自由に用意出来るからお前は何も心配しなくていい」
「うん」
「俺は隣の部屋にいるから」
「わかった」
何だか本当にそんなんでいいの?と言う計画だった
まぁ・・・・いいんだろうけど
ホテルの近くで車を降りて、ロビーに向かうとすぐに腕を掴まれた
「翔君、会いたかったよ」
「話って何?」
「それは、部屋でゆっくり」
「もう何もしないけど」
「わかっているよ」
嘘くさ・・・・・・
何もしないならチェックインしなくてもいいのにね
嘘がばればれだし
「そこで待っていなさい」
「うん」
ホントに部屋とか自由に出来るのかな
心配になって来たけど
「行こうか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
肩に乗せられた手を払いのけ、エレベーターに乗った
マジでウザいなこいつ
やる気満々だし
「ここだ」
「うん」
弁護士のくせに部屋は普通か
「それで話って?」
「その前に、翔君・・・・・」
やっぱり抱きしめてきた
「・・・・・・・・・・・・やめろよ」
「いいだろ?逆らえばあの書類は破棄するぞ」
「脅し?」
「この体が忘れられないんだよ・・・・・早く来なさい」
「でも、あの書類は先生が仕組んだ事でしょ?」
「そうだとしても、誰が信じる?その前に破棄するだけだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「私におとなしく従えば会社はお前の物、そして私はこの体も金も思いのままだ」
「最初からそのつもりだったんだね」
「そうだよ」
「俺は騙されたんだね」
「騙されるのが子供なんだよ・・・・体は大人なのにね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「帰る」
「いいのかな?計画が全て壊れるんだぞ」
「いいよ別に」
「負け惜しみか?でもここまで来たのなら無理矢理にでもやるけどね」
「止めろ!離せ!!」
「誰も来ないよ」
「助けてーーー!誰かーーー!!」
「無駄だ」
一応、言われた通りシャツは思い切り破かれたけど・・・・こいつ力が強い
マジでやばいかも
「諦めろ」
「離せ!!助けて・・・・・・」
「無駄だと言ったろ?」
「そうでもないぞ」
「お前・・・・・どうしてここに?どうやって入った」
「どうして?俺は社長の大事な御子息のボディーガードだからね」
「う、嘘を言え!」
「まぁ、何でもいいけど・・・・未成年を犯そうとしたのか」
「な、何を言っている」
「坊ちゃま、そうですね?」
「うん・・・・イヤだって抵抗したのに・・・ううっ・・・」
「いけませんね、弁護士の先生が未成年を強姦なんて」
「翔、いいのか?嘘だと言え!」
「早く警察に・・・・俺・・・もう・・・・・」
「そうですね」
「待て!翔!!」
「こっちには会社を乗っ取る書類があるんだ・・・・翔、いいんだな?」
「その書類と言うのは・・・・これですか?」
「なっ!何故それを・・・・」
「事務所に伺ったら快く渡してくれましたよ」
「ふざけるな!」
「こんなゴミは必要ありませんね」
そう言いながら書類を破り捨てて微笑んだ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「では警察へ」
「ま、待ってくれ・・・・お願いだ」
「まだ何か?」
「頼む・・・・警察だけは・・・・お願いだ」
「どうしますか?」
「二度と顔を見たくない・・・・・俺は許さない」
「わかりました、そういう事ですので諦めてください」
「翔!!お前・・・・殺してやる!!」
「ちなみに・・・・全て発言は録音されていますので暴言は控えられた方が」
「なっ!」
「編集はお手の物です」
「貴様・・・・・最初から」
「何の話でしょう?」
「くそっ!」
「警察は呼ばないよ・・・・でももう弁護士には戻れないと思え」
「くっ!」
「早く消えないと警察に全て話すけど・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「センセ、顧問弁護士は解雇ね」
「悪魔め!」
「黙れ」
そのまま逃げるように部屋から出て行く姿を見つめ漸く安心できた
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