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「んっ・・・・・っ」
「目が覚めましたか?」
「・・・・・・・・・・・・・・ここは」
「病院です」
「病院・・・・・・俺は・・・・・足・・・・」
「いけません、安静ですよ」
起き上がろうとする体を押さえながら顔を見つめた
「俺の足・・・・ねぇ、足は?」
「どこまで覚えていますか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「話したくないのなら聞きません」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「しかし足の事はいずれ気が付くと思いますのでお話します」
「うん」
「貴方の足は切断しました」
「えっ・・・」
その時の顔は忘れない
この世が終わるような悲しい表情だった
「家に連絡したのですが」
「どうでもいい・・・・・あいつは新しい男に夢中だから」
「ですので私が貴方を引き取ります」
「・・・・・・・・・・・・・どうでもいい・・・・もう・・・死んでもいい」
「死なせませんよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「とにかく今は、早くよくなる事だけを」
「うるさい!もういいんだよっ・・・・もう・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
翔はずっと泣いていた
とても辛い現実を受け入れられないのだろう
そして翔は死んだように生きていた
笑う事もないまま退院の日になった
義足を用意しても見向きもしない
心は閉ざされたまま誰も見ようとはしない
「私の家に帰りましょうね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
松葉杖でよろけながら歩く翔
手を貸したくても体に触れることは出来ない
ドクターの話で何をされたかは想像できた
まだ大人になりかけの体なのに酷い事を
漸く車に乗り、俯く翔にそっと問いかけてみた
「生きるのは辛いですか?」
「だね」
「このまま死んだら後悔しませんか?」
「後悔・・・・?」
「ええ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・俺にはどうする事も」
「出来ますよ」
「えっ?」
「私が手を貸します・・・復讐の為でもいい、貴方は生きるべきです」
「・・・・・・・・・・・・・・・生きる・・・・こんな姿で」
「努力次第です」
「努力ね・・・・・」
「貴方は何かの選手ですか?」
「ハイジャン」
「そうでしたか・・・・諦めてしまうのですか?」
「足が無いのにどうしろと言うんだよ!」
「貴方ならもう一度跳ぶ事が出来るはずです」
「無理だね」
「ええ、今のままでは無理ですね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「復讐、しませんか?」
「何であんたが」
「和海です」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「悔しいからです・・・・貴方の辛さがわかるから」
「わかるかよっ!他人のあんたにわかるわけないだろ・・・・俺の気持ちなんか・・・」
「でしたらその辛さを私が半分頂きます」
「えっ?」
「私を信じて下さい・・・・私は貴方を裏切りません、絶対に」
「馬鹿みたい」
「それでもいいです」
どうしてこんなに必死になったのか
自分でも理解できなかった
「・・・・・・・・・・・・・・・ココア飲みたい」
「はい」
ほんの少しだけ笑った
それがすごく嬉しかった
そして翔は全て話してくれた
俺はまずますそいつを殺したくなった
それから毎日頑張る翔を支え、並外れた運動神経で1年後には走れるようにまでなっていた
「和海・・・・俺」
「とても綺麗なフォームです」
「ありがとう、すごく嬉しい」
「ではお礼はキスで」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「冗談です・・・・ごめんな・・・・・えっ?」
「お礼じゃなくて・・・俺の気持ち」
「翔」
照れながら翔はキスをしてくれた
そしてお互いの気持ちが重なった
正直、体に触れるのが怖かった
辛い思い出が甦るのが怖かった
「大丈夫だよ・・・・」
「はい」
「それとも汚れた体を抱くのは嫌?」
「今度そんな事を言ったら怒りますよ」
「ごめん」
「では、覚悟してください」
「うん」
本当なら2本揃った綺麗な足
でも、美しさは変わらない
この足を愛おしいと思う
「和海・・・・」
「動かないで」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
切断された足に舌を這わせ、優しく体を愛撫した
「あっ・・・・っ」
「可愛い」
やはり天使だ
完璧な天使
その天使に抱きしめられたら、抑え切れるわけがない
「翔」
「ああっ・・・・っ・・・・」
時間をかけて慣らした場所にゆっくり入り込んだ
華奢な体が壊れてしまいそうだ
「痛くないですか?」
「うん・・・・平気・・・・」
「よかった」
翔の体の熱が伝わる
堪らない熱で吸い付いてくる
「少しだけ我慢して下さいね」
「うん・・・・ひっ・・・アッ、ああっ・・・っ・・・・」
そのまま激しく攻めながら、胸元に舌を這わせた
堪らない・・・・ヤバイ
「和海っ・・・・・」
「もっとです」
「あぅ・・・・うっあ・・・・ああっ・・・っ・・・」
細い体を持ち上げ、そのまま深く入り込み舌を絡み付けた
「ああっ・・・・奥まで・・・和海がっ・・・・あっ、ああっ・・・」
「何度でもイカせて差し上げますよ」
「ひゃ・・・・・ああっ、もう・・・・イク」
「はい」
翔の顔を見つめ、体に吐き出したモノを指ですくい舐めながら更に攻め続けた
「ああっ・・・・もう・・・・おかしくなりそう」
「いいですよ」
上に乗せて腰を掴み、ゆっくり持ち上げてそのまま腰を打ちつけた
「ああっ・・・っ・・・だめっ・・・・もう」
「もっと狂いましょうね」
「ひゃ!」
そう
狂えばいい
その瞬間だけは全てを忘れられるのなら俺は
このまま狂わせてあげるから
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