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「大丈夫。大丈夫だから。俺はお前を叩くことも殴ることもしない。……だから布団に戻ろう?床は冷たいだろ、」
どう声をかけていいかなんて分からない。
それでも、この子にとっての安心できる場所を作ってあげたい。
「大丈夫。大丈夫怖くないから。少しだけ体触っていいか?ベッドに行くまでだから。」
首を縦に振ってくれた。
それだけでも俺にとっては大きな1歩だと思う。
「ありがとうな、怖かったら言ってくれ。俺も気づけない事あるから」
そう言うとゆっくり、近づき持ち上げようと背中に手を当てる。
「やっ……」
ビクンッ。と体が震えた。
「ごめんな、怖かったか?」
人に体を触られるのが怖いのだろう。
ましてや見ず知らずの人間なんてもっと。
無理強いは良くない。床に毛布を敷いてみた。
「こっちおいで、そこは寒い」
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