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「んでなんだっけ?名前を付けるってちびっ子に名前無いのか?」
ソファに座る伊織に人形が名前だって言うのを説明した。
「人形っていったって戸籍があれば本当の名前で呼んであげたいけど、今のままじゃ何もわからないし、人形って呼ぶわけにもいかない。伊織小児科医だろ?子供の名前なら詳しいと思って」
「あぁ。、なるほどね」
納得したようで頷くとニヤニヤしながら口を開いた
「今どきの名前ならいっぱい知ってるぞ〜例えば偉人でグレイトとか主人公でヒーローとかあと、キャラクターものも多いぞ?」
はぁぁぁ。ため息しか出てこない。
「キラキラネームばかりじゃないか」
「そうだ。でもどんな名前にも親の考えた意味が込められている。だから他人のを参考にするとかじゃなくてお前がちびっ子に考えてあげたちびっこだけの名前をプレゼントしてやれ。それが最初の一歩だと思うぞ?」
ニヤニヤしてたけど真剣にチビや俺のことを考えてるんだ。
そう考えると少し心が落ち着いた。
「ありがとうな」
「いーや、俺はなんもしてねぇよ」
伊織のぶっきらぼうだけどストレートな優しさにまた助けられたみたいだ。
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