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「雪華」
「せっ、、か、?」
「そう。雪華」
近くにあったメモに“雪華”と書く。
「これ、ボクの……おなまえ。にんぎょ、う、じゃない。……ボクの」
「で、これが俺の名前」
“橘 憂”
、
「たちばゆう。だから雪華は今日から橘雪華だよ。これが俺からのプレゼント。」
雪華の下に書いた橘憂。
その紙を見ながらまだ表情は無いに等しいけど、少し笑っているような気がする。
「ゆ、、う。ゆー。ゆぅ。ゆう。」
「なんだよ。何度も呼ぶな恥ずかしいだろ」
「ちが、う。ゆう……呼ぶ、れんしゅう?」
なんだ、この小さな生き物は。
不意打ちだろ。
自分の名前より、先に俺の名前って。
まだ、出会って2日しか経っていない。
雪華のこれは雛鳥の刷り込みかもしれない。
それでもいい。
雪華。お前は俺の生きる希望になってくれるか?
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