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李人 side
「…スー…スー…」
静かに眠りについた、永久。
宝石のように鮮やかで綺麗な双眼は伏せられており、規則正しい寝息を立てている。
「はぁっ!?」
「見た目で判断するなって言っても、それはない!」
クラスメイトが言うことが正しいと思う。
少しならまだゆるせるが、顔が半分以上見えていないのは、さすがに無理がある。
…で、竜崎とかいう鳥頭。
とにかくうるさい。迷惑すぎる。
「なんだよ!もういいっ!!
お前らとは友達になんかなってやらねぇからな!」
「あーっと…竜崎の席は…そこだな。」
ちらりと、永久の席の隣をみてからダメかと考え直してすぐそこに座っていた生徒に代わってもらう。
いやぁ、マジでくんなよな。
永久が起きる。さっきから膝の上で唸ってる…
「はぁっ!?なんでだよ!あそこ空いてんじゃねぇか!」
そういって、こっちの空席を指さしてくる。
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