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(バンッ…)
「何が起こってる!?」
「大変そーだね」
奥から新たに出てきた二人。
見た感じ、幹部の一歩手前…
準幹部あたりだろう。
「ふふっ…氷、いくよ」
いつの間にか周りの奴らは全員沈んでいて、永久が俺を促す。
…永久、強すぎ。
「お前ら、誰だ。」
「んー?んー…
神無月組の『白兎』さんだよー」
永久の通称は、『白兎』。
白いパーカーを着ているからってのと、その素早さ。
まさにぴったり。
「…わおー」
「ま、潰しに来たっつーことだ。」
「ん。おとなしくしないと痛いよ?」
ダッと駆け出す俺ら。
…永久の歪な微笑、こえぇ。
「よっ!」
「チッ…」
語尾を伸ばすほうに俺、堅苦しそうなやつに永久が攻撃する。
こぶしを繰り出すも、さっきの雑魚とは違い、受け流す。
…ちょっと時間かかるな…
「さっさと…沈めっ!」
「ムリー!」
喧嘩をしていると、勝手に口角が上がっていく。
…楽しー!
こういうスリル、だいっ好きなんだよなぁ!
しばらく攻防戦が続いたけど、結局は俺の勝ちだった。
永久は、俺が終わる前にいつの間にか終わっていた。
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