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本当の俺
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何時間かかった???いや、わかんない。
手首を見たら新しいバーコードのタトゥー…
これは隠せないな…風紀が乱れるや。
俺の右手首にはバーコードのタトゥー…趣味悪いな。
しかも利き手だから結構使うし目立つと思う……
将来に関わるって…いや、俺にまともな将来はねぇか。
白夜の時も、バーコード見せたらすぐにバレそうだし…
あ、リストバンドすればいいか…ああ、めんどくせー
見せたら憐兎はなんていうんだろう???あったら
憐兎はなんて反応するのか…??
なく??笑って罵る??殴る??
深夜さんは??多分怒るだろ。
「ねえ、何考えてンの。…まぁいいや、ほら」
あ、なんか黒いの投げてきよった。なにこれ
【 ガシャッッッ 】
あ、これ拳銃か。遂に…この時が来たって感じか…
「仕事殺るよ。」
漢字漢字、漢字おかしいって。
やらないといけないって感じかよ。
やだ、もう人は殺したくない。感覚だけは覚えてる
絶対にもう嫌だ。
「俺…もう人殺したくねぇよ……」
あ、殴られる。
危機一髪でよけられた……怖かった。
あんなの受けたくねぇし。
あ、まだやってくるか…諦め悪いね、七瀬も。
【 ガツッッッ 】
あ、ここの場所理解してなかった…後ろに段差があるなんて
しらねーーよっと…
一応はなんとかできたけどここ狭すぎ。
七瀬の拳なんて避けるの精一杯だし。
やっと目で追いつけてるって感じら本当にやっと。
足なんて使える広さじゃねぇし…よくこんなところで
やろうとしたな。
【 カチャ… 】
は?!?!ちょ、拳銃はなしなしなしなしなし!!!!!
「いや、拳銃はなし!!!!」
今なら逃げられそうなのに…!!!!いや、本当に!!!
【 ガッッッ ドンッッッ 】
「い゛ッッッ!!!!!!!」
拳銃撃つと思わせといて足使うとか…卑怯だろ
足使うとかこの狭いところで…馬鹿じゃねぇの。
いてぇ……タトゥーやったところもいたいし…
ケツの穴も痛いし……最悪。
「大事な最高傑作を撃つとおもった?…ふふ…行くよ。」
【 ガッッッ 】
「い゛だい!!! クソ野郎離せよ!!!!!!! 」
首のところの襟掴みやがった…首が痛い
こいつといると俺の性格がどっかいく。
いつもの冷静さがなくなって子供っぽくなる。
それだけ精一杯ってこと…
「着いたぞ。ここのヤツら全員殺せ。」
嫌だって言ったら???って聞いたらそんな言葉聞かない
って言われた。知らねぇ。………どうすればいい???
俺どうしたらこの人から逃げられる???
どうしよう…どうすればいい…殺したくない。
殺したくない。
【 ガッッッッ ドスッッッッ 】
「ガァッッ……ッッッ!!!!!!!」
いってぇ………
「仕事だ…wolf…殺してこい。」
なにそれ……でもなんか…ちょっとやばいかも。
「〜〜〜!!!! !!!!!!!!」
ーーーーー バァンツ バァンツ バァンツ バァンツ バァン…
「!!!!!!!!」
…え???
目の前に広がるのは血、血、血、血、人、人、人、
なに…これ?????
「はっ……おかえり…wolf」
「ちが…おれは!!!!」
違う、おれは人殺しなんかじゃない、絶対に違う。
これは俺がやってない。
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う。
「これがお前なんだよ。」
信じない。
信じない。俺は違う。七瀬とは違う!!!!!!
「違う違う違う違う!!!!!!!!!!!」
「じゃあ、これは何??お前がやったんだよ???」
確かに…こいつは血で汚れてない……俺は…???
返り血だらけ。
「……なん……で??」
「お前の本当の姿は殺人鬼なんだよ…俺と一緒のな。」
やっぱり俺は犯罪者なのか。
どうあがいても、犯罪者。
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