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偏愛ロジック 1
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『河北。俺にはさ、世界は終わって見えるんだ』
あの人はいつもそう言って、ひどく悲しげに遠くを見ていた。
*劣情メランコリック番外編
『偏愛ロジック』
== 河北 賢の場合 ==
オレが中2の時、ひとつ年上の先輩は学校の屋上で今日みたいな晴れた空を見上げながら寂しげに笑っていた。
いつもどこか遠くを見ていて、繊細で少しでも強く掴んだら壊れてしまいそうな、儚い硝子細工のような人だった。
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