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進める一歩
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何を?と聞く前に、僕の肌をまさぐっていたカメリア様の手が腰を下って尻を直に触って揉んできた。
「ひゃうっ」
クスリと笑うカメリア様の手が下着の中で大胆に動き回る。
「っん、ふ……」
ぎゅうぅっとカメリア様に抱きついていると、後ろを探っていた手が前へと滑ってきた。
やんわりと握られ、すぐに芯を持つ。
「っっっ」
扱かれてあっという間に硬く起った。ぬるりと先から溢れた愛液を指先で弄られ、更に溢れさせる。
「っあ……う……」
大きく扱かれ、腰が突き出すように浮き上がってしまう。
「あっ、んっんんっ、カメリア様っ」
「っはぁ……」
ぐいっとシャツを捲られ、下着とズボンを降ろされて下肢が晒される。
カメリア様がフロントを寛げて自身のを取り出すと、一緒に握り混んできた。
「っひゃ……あ……」
ゴリゴリと当たる熱く硬いカメリア様のものが愛液で滑って、それもまた気持ちいい。
「あ……あ、あぅ……」
ちゅうっと胸の突起に吸い付かれ、すぐにピンと芯が立ってしまう。
「あっ、あ、あっ……カメリアっ様っ」
イキそうでイかない。
しっかりと僕の様子を見て確実に翻弄してくる。
「あっ、カ、メリア様っ、もっ、イきたいっ」
「ん?まだだ。我慢しろ」
そんなこと言われても、意識すればするほど高ぶりが増していく。けれどカメリア様の手が緩くなって絶頂にまでは達しない。
焦れったくて、欲求がぶわりと煽られる。
「カメリア、様っ」
指が先端を撫で擦り、止めどなく愛液が溢れ出る。
「気持ちいい?……」
「き、もちいっ、も、イきたいっ……」
パタパタと首を振ると、カメリア様が手を早く動かしてくれた。
待ち望んだ絶頂に体が歓喜に満たされていく。
「あっ、あっ、あ、あっ……っーーー」
びくびくっと体が跳ね、白濁が舞って僕の腹を汚した。絶頂の余韻に浸ろうとしたが、ぐちゅっと更に扱かれ体が強ばる。
「待っ……やっ今っ、あっ、イッたっ、ばっかりっんんっ……」
「オレはイッてない」
手を止める様子もなく扱かれ、僕が二回目を放つ時、カメリア様もイッてくれた。
ふるふると震える僕を見て、面白そうに僕の陰茎をツンとつついてきた。
「ぴゃ、うっ……」
「面白いな」
「か、からかわないで下さいっ」
「お前のペースに合わせてやってんだぞ?ありがたく思え」
「ありがとーございますー」
頬を膨らませて言い返すと、可愛くないなと抱き上げられた。
「うわっ……」
「もう一度風呂だ」
部屋のお風呂に入るとベストルド邸と同じくらいの浴室だった。
カメリア様に隅々まで洗われ風呂から出る頃にはぐったりとしていた。
目を開けているのがやっとで体を動かす気にならない。
カメリア様はタキアから連絡があったらしく、今はベランダに出ている。
「…………北の番人……」
魔界の結界を担う一人。ハンプディスト学園大学部の教授。魔界一の図書館の館長も欲しがるほどの知識が頭の中。家系は貴族で公爵。
これだけでもう畏れ多いことだと分かる。
自分は庶民で、貴族様と並ぶのもおこがましいのに。好きになってもらって、永遠を誓ってもらって、学校にも行かせてもらって、僕は何も返せないし、返せていない。
ベランダから戻ってきたカメリア様を見ていると、わしゃりと髪を撫でられた。
「どうした?」
「…………カメリア様は何をしてもらいたいですか?」
「そうだな……。味方でいて欲しい」
「味方?ですか?」
「そう。だから今のお前が傍にいてくれればそれでいい」
「…………離れはしませんよ…」
自分から離れることはないと言い切れる。でも、カメリア様の方からから離れることがひょっとしたらあるかもしれない。その可能性が怖い。
「カメリア様も離れないで下さいよ……」
我が儘だけど。言葉にしなくちゃ不安がぬぐえない。
「お前を手放すなんてありえないな。むしろ閉じ込めたいくらいなのに」
「…………やりかねない……」
閉じ込めることなんてこの方にとっては容易いことだろう。でもそれをしないのは僕のことを大事にしてくれている証である。
「監禁が御所望かな?」
「僕は否定します」
「それは残念」
クスクス楽しげに笑って僕を抱き締め、布団を掛けた。
「おやすみスアム。良い夢を」
「おやすみなさい」
体は疲れきっていたから、目を閉じればすぐに眠りに落ちた。
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