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ごめんなさい…
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ごめんなさい…
エド「だ、だれ…?」
ごめんなさい…
どうか、私を許してね…
エド「誰なの?」
エドがゆっくり目を開けると、そこはもう夜で真っ暗な所。
だが、ここには見覚えがあった。
村の入口だ。
エド「あれ?俺たしか、村を出たはずだよな?しかも昼だったのに夜になってるし…」
エドがうーんと唸っていると、誰かが泣きながらこちらに向かってくるのが見えた。
エドは慌てて隠れ、様子を伺う。
フードを深くかぶり、顔を隠した女性は泣きながら何かが入ったカゴをそっと置いた。
「ごめんなさい…。ごめんなさい…。どうか、こんな私を許してね…」
女性は泣きながらカゴの中身をそっと抱き上げた。
赤ん坊だ。小さな赤ん坊を毛布に包み、女性は赤ん坊の頬にキスを落とす。
「奥様。」
女性の後ろから1人のメイドが声をかける。
「もう少しだけ…。もう少しだけこの子といさせてちょうだい。」
女性は赤ん坊を見つめて、再びまた大粒の涙をこぼし始めた。
「ごめんなさい…。こんなことになってしまって、本当にごめんなさい。」
エドはなんだか、ただならぬ様子に少しのぞき見してることに心が痛くなってきた。
エドがそっと去ろうしたとき信じられない言葉が耳に飛び込んできた。
「ごめんなさい…。こんなママを許してね…。私の可愛いエドワード。」
エド「………えっ?」
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