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雨朝。
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ある雨の日の朝、男は戸惑っていた。
いつも通りに低気圧からくる偏頭痛の痛みで眠りから醒め、隣に人肌の暖かさがあり少し安心して微睡みかけた瞬間頭は異常を感じた。
違う。隣に人肌?違う。待て。え...?
「...俺は一人暮らしだ...」
嫌な気を覚えつつ隣の余った布団をぺらりとめくる────。
偏頭痛ではない頭部の痛みとめまいを感じた。
こちらに背を向け眠っているのは、ふわふわとした猫っ毛の裾から伸びる細い肩。
恐る恐るそいつの肩を手前に引き顔を確かめる。
───男。
そして、見たことのない顔。
頭部の痛みとめまいが増した気がした。
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