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愛の確かめ方9
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さすがホストクラブと言うだけあって、店内は煌びやかなつくりになっていた。
入り口にはズラリとかっこいいホストが並んでお出迎え。
『いらっしゃいませ。』
さすが挨拶までぴったり揃っている。
『初回です。2人で』
臆せず、めぐみは堂々としていて…僕の代わりにホストさんと話している。
その間僕は、キョロキョロと店内を見回す。
……良乃……。
黒と白を基調とした店内に、所々の金が高級感を増していて、
クリスタル調のシャンデリアやテーブル。
一言でいうと、いかにも高そうなお店…。
『お客様、こちらへどうぞ?』
案内されたのは、お店の丁度左端の席。
案内してくれたのは、明るい茶髪に八重歯が印象的なホストさんだった。
名前はリュウ。
彼がそのままテーブルに着くらしい。
確かにイケメン。
世の中から見てもイケメンなんだろうけど
…やっぱり良乃には敵わないな…
なんて失礼なことを考えてしまった。
テーブルに着くなりキョロキョロと周りを見回すが、やっぱり良乃の姿は見つからない。
急に心配になってきた…
『…良乃、本当はあの人と会っていたりして…』
『それはないよ!来ないわけないよ!良乃さんNO.1なんだし…!』
……え?
めぐみの言ってる意味がわからず思わず首を傾げる。
ナンバーワン?
『誰が…?』
『誰がって…良乃さんだよ…?』
『入り口の指名表見なかったの!?』
全然知らなかった…!
良乃がNO.1ホストなんて。
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