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愛の確かめ方15
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『瀬梛…どうしたの?』
明らかにおかしい瀬梛の様子がきになって問いかける。
瀬梛はまた俯いてしまい、こちらを見ずに『なんでもない』と答えた。
なんでもない…?
『そんなわけないだろ?なんで泣いてるんだよ?』
『なんでもないんだって!』
強がりか、意地か、瀬梛が答える気配はない。
『なんでもないならそんなに泣かないだろ?誰に泣かされたんだよ?そんな奴俺が…』
『良乃。』
呼ばれて、言葉を遮られた。
『…ん?』
『だから、良乃。』
…は?
『だから、返事してるじゃん…』
『気づいてないとでも思ってるの?最低だね良乃。
泣いてた理由?そんなの良乃に決まってる。』
瀬梛が早口でまくし立てる。
瀬梛が言っている意味がわからない。
だが、どうやら俺のせいで瀬梛が泣いてるらしいって事は分かった。
でもなんで?
検討がつかない。
そんな俺に、瀬梛はさらに理解不能な言葉をぶつけた。
『知ってるんだよ!良乃浮気してるんでしょ?僕より女の方がいいんでしょ!?』
は…?
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