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「ふーん。お兄さんとキスね……で?それが何。」
まさかそれで悩んでるわけじゃないよな?と言わんばかりの顔を向けてくる。まあ実際終わりではない。本題はここからなのだから。
「……きもいって思うかもしれないけど」
「大丈夫だ。承知済み。」
「あぁ、だよな…っておい。いや、まあ一旦置いといてやる。まあ、要するにさ…別に嫌じゃなかったんだよね。」
「おお」
「むしろできるならもう一回したいかも」
「それはきめぇな。」
いや俺もう一回したいとか思ってたんか。自分で言って自分でびっくり。本当にきもくて返す言葉もない。
「もう一回してみたら良いんじゃないの?」
「え?」
突然何言い出すかと思えば!!真面目な顔して何言ってんだ。
…もう一回なんてそんな……無理無理無理。そもそも俺はもう嫌われた。と思う。
「要するに自分の気持ちがわからないってことじゃないの?確かめる方法として最適じゃね?」
確かにそうだ。俺は自分の気持ちがわからない。確かめる方法としては最適かもしれないけど行為としては最悪。そもそもキスなんてさせてもらえないだろ。
「まず、どうやってキスさせてもらえば良いんだよ?」
「……まあその辺は…頭良いんだし自分で考えな!」
バシッと俺の肩を叩いて前を向く。そのタイミングで先生が入って来てしまい、結局解決策は思い浮かばず放課後を迎えた。
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