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虚ろな視界。
本能が、起きてはいけないと言っている気がする。
起きたら、終わりだと。
………ここは、どこだ、?
プレハブで出来たただっぴろい倉庫。私有地化された、乱雑に置いてある下品な趣味の家具。
その真ん中に、縄で縛られた…俺。
俺を囲む、ニヤニヤと汚らしい笑みを浮かべ品定めをするような目で見る野郎たち。
俺が目覚めたのに気がついたのか、野郎の1人が
「起きたのか、!最強の不良様も、こうなったらただのサンドバッグかぁ?」
「………うるせぇよ…。ピーピー喚くな、反吐が出る」
殴りたければ殴ればいい。殺したければ、勝手に殺せばいい。
逃げるつもりなんて、ないし。
俺の返答が気に入らなかったらしく、そいつは容赦なく俺の腹をけった。
それが合図とでも言うように、周りの奴らも手当り次第俺に暴力をふるう。
頭、顔、腹、足……。
痛い、………痛いのか?
助けて、……俺は……助けて欲しいのか?
寂しい……辛い……いっその事、ここで……
ドガッッッ!!!!
………
「あっれ~?結構簡単に開いちゃった……。……んで、何してんの?君ら」
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