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(Ver 羽鳥 悠)ーjokerー
「今日は暴走の日ですね…。何も無ければ良いんですが…」
溜息を付きながら武(タケル)が呟く。
暴走の日の今日、学校にいるjokerのメンバーは俺ら幹部だけだった。
生徒の半数以上がいないこの高校は普段の数倍も静かに感じられる。
楽しい暴走の日…、だが、幹部達の表情は硬かった。
なんせ、他の暴走族にとってNo.1の座をjokerから奪うには絶好のチャンスだからだ。
「黒蛇…。あや …しい。」
眉に皺を寄せながら一(ハジメ)が言った。
現在No.2の黒蛇…。俺らが1番危惧する相手。
卑怯な事ばかり考えるアイツらが、この絶好のチャンスを見逃すはずがない。
「…ッ。き、た…っ!」
窓の外を見ながら一が悲痛な声をあげる
「…嘘でしょう…?何ですか、あの人数…」
つられるように外を見た武が蒼白な顔で呟いた。
外には、有り得ない数のバイクと不良でグラウンドが埋めつくされている。
「くっそ…!まじかよ…っ!」
明らかに黒蛇だけじゃない…。どうやら、バックに組を付けたようだ。
「悠。どうします?」
…勝算は確実にないだろう。
俺ら4人だけであの人数を倒すことは不可能だ。
だが……仲間のためにも、戦わず逃げるわけには行かない。
「……行くぞ。jokerの意地を見せる!!」
勝てるはずもない戦い。それでも俺らは、立ち向かう為に駆け出した。
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