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琉樹side
「…はぁ…」
トイレ終わりの帰り道。
向こう側から誰かが歩いて来ているのだろう。
カッ、カッとリズムのいい音が聞こえる。
よく見えないが、医者であることは間違いないだろう。
ひらひらした何かを着ている。
僕は反射的に近くにあった柱の隙間に隠れた。
相手はまだ自分の存在には気づいていないようで、
柱のまえを通り過ぎて行った。
だが琉樹は聞いてしまった。
「会うのが楽しみだ、辻村琉樹。」
とその医者が言っていたのを。
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