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プチ打ち上げ
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佐野「えぇ、今日はお疲れ様です!最後の体育祭、優勝できてめっちゃ嬉しいし、最高に楽しかった‼︎」
リレーの結果はあのまま佐野が1位でゴールをし、うちのクラスは見事優勝を果たした。
その後、担任がお菓子などを買ってきたらしく教室でプチ打ち上げをすることになった
『このまま帰ってもばれないかな…(ぼそ』
幸いな事に、佐野は皆んなに囲まれて動けないって感じだし…
今がチャンスなのでは?
そう思い、一応教室の後ろにいた担任に一言いってから教室を出た
優はとっくに帰ったし、今日は夕飯どうするかなぁ?
帰りにスーパーよって…。
優にメールして米だけ炊いといてもらうか、
河村「吉岡くん!」
いきなり名前を呼ばれ振り返ると、河村さんがそこにいた。
『河村さん、どうしたの?あっ、ケガ大丈夫だった?』
結構派手に転んでたしな、
見た感じ大丈夫そうだが…男の俺と違って女の子に跡でも残ったら可哀想だし
河村「ぅ、うん。大丈夫、あのさ…今日ありがとね。」
うつむきながら言われたため表情はわからなかったが、その事を言うためだけに追いかけてきてくれたのか、
『どういたしまして、でいいのかな?(苦笑
でもあれは、河村さんのせいじゃないし、転んでも諦めないでバトンを渡してくれたから優勝できたんだよ?だから、俺の方こそありがとう』
なんとかトラウマに、ならなくてすみそうでよかったな。
『じゃあ、俺用事あるから』
河村「あっ、あのさ!よかったらなんだけど…迷惑じゃなかったらLINE教えてくれない?」
えぇ…と。
どういう意味だろうか。
河村「ほらっ!新しいクラスになって、まだグループLINE全員入ってないからさ!よかったら招待するし、」
あっ、そういう意味か!
一瞬、河村さんに好意を持たれたのかと思ってしまった自分が恥ずかしい…
『じゃあ…、これ、俺のID。登録お願いしていいかな?』
持っていた紙にIDを書いて渡した。
河村「うん!ごめんね、引き止めちゃって。」
『全然大丈夫だよ、足お大事にね(にこ』
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