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30分ぐらいして、陸がバーに現れた。
俺たちはVIPルームに入る。
「急にどうしたの?成瀬から誘うなんて珍しいね。」
にこやかに陸が言った。
「蒼の事でちょっとね…」
そう言うと笑顔が消えた。
「蒼が…何?」
カクテルを飲みながら俺を睨んだ。
「分かってんだろ?」
俺もカクテルを飲んだ。
VIPルームの空気がピリピリしている。
「何か言ってた?」
「泣いてたよ。」
「そっか…。」
陸が俯いて呟いた。
「純也の事、聞いたよ。陸はどうしたいんだよ?」
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