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俺の言葉に陸の動きが止まる。
ゆっくりと俺の顔を見た。
「上手くやってたつもりだろうけど、ボロが出てんだよ。」
俺の言葉に目を瞑ってソファーに凭れる。
「で?どうしたいんだよ?」
もう一度聞く。
「今の俺には、どっちかなんて選べない。」
その言葉に立ち上がって、陸の胸ぐらを掴んだ。
「何だ?それ。蒼の気持ち考えろ!あいつ、1人で考えてボロボロなんだよ。どっちも選べないなら、どっちとも別れろ。」
俺の言葉にフッと鼻で笑う。
「成瀬さぁ。蒼の事、好きなの?」
ニヤリと笑いながら言う。
「はぁ?何言ってんだよ?」
「じゃあ、何でそんなに熱くなってんの?」
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