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しかし…。
この二人と歩いてると目立つんだよなぁ。
すれ違う女の子たちが振り返ってるもん。
「なぁ、あそこ行かねぇ?」
祐樹が指差したのはファーストフード店だった。
僕たちはそこで話す事にした。
「そう言えば。姫は試験休み中、家出でもしてた?」
それぞれ頼んだ物を持って席に着くと、誠が思い出したように言った。
「家出…じゃないけど。義兄さんとちょっと喧嘩して、知り合いの家に行ってたんだ。」
僕は適当に誤魔化した。
本当の事は、この二人にも言えないよね…。
コーヒーを口に運ぶ。
「俺んちにも義兄さんって人から電話あったな。『悠きてませんか?』って。」
バーガーを食べながら祐樹も言った。
携帯を置いて出たから、それを見てかけたんだろう。
思わずため息が出た。
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