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それから数日は何事もなく過ぎた。
でも、今日は義兄が帰ってくる日だ。
どうしよう…。
仁さんに、相談してみようかな?
「やっと試験終わったな。帰りどっか寄る?」
誠が言ってきた。
「あ~。俺、部活だ…。」
祐樹が項垂れる。
「じゃあ仕方ないな。俺は姫とデートでもするか。」
するとニヤリと悪魔な笑いを浮かべて誠が言う。
本当、二重人格だよなぁ。
みんなの前では優しい級長なんだけどね…。
後ろ髪を引かれながら祐樹が部活に行った。
それを見送ると、僕たちは教室を出た。
「何か騒がしいな。」
廊下を歩いてると、職員室の前に人垣が出来ていた。
「どうしたんだろうね?」
「さあな。それより、今からどうする?」
僕たちは通り過ぎようとした。
その時、見た事のある人が職員室から出てきた。
「あれ?…上野さん?」
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