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歌の8。柳の鞭でぶちましょか
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柳の鞭でぶちましょか
「センリガン?」
「明治にあった千里眼という能力を持ったと言われる女性の事件だ」
御船千鶴子
生まれつき左耳が悪く
成人する頃には難聴となった女性
失せ物探しが得意で
目隠しをしながら箱の中身を当てたという
しかし
能力が偽物だという疑いをかけられ
服毒自殺により
24年の人生を終わらせた
「何でこんな話を?」
「鬼道君から夢の相談があってな」
「何だ。夢の話か」
「ただの夢ではない。鳥井村限定だが、彼の夢は鬼首や、揚羽さんのご主人の過去を見ていた。鬼道君は夢という媒体だが、彼もまた千里眼ではないかな?と思って」
「だがあいつは特に体の不自由なところはない」
視力聴力も良く
肉体に欠けた部分もない
「名前だ。鬼の道と書く彼の名前が鬼が通る道となる。鳥井村の鬼達が与えた能力ではないかと俺は思っている」
鬼の道を作るもの
「鬼を導く者とも呼ばれた」
「名前から生まれた能力か」
「だから封じたのさ」
「あいつら…あっという間にはぐれやがった…」
蒼太の様にせんべいに取りつかれたかのような客に押され
揉まれているうちに誠史と宮司がはぐれた
「蒼太に怒られるな」
何故か宮司にだけ嫉妬していた蒼太に違和感を感じながらも
「良いんじゃないか?後で合流すればあいつも気付かない」
蒼太との付き合いが長いこいつの一言で納得した
「まあ、あいつも蒼太蒼太で蒼太以外は目に入らないしな」
とは言っていたが
「あいつまで居なくなった」
ついさっきまで一緒にいた幸も消えていて
「後でぶん殴る!」
イラつきながら実演を眺めた
「あううっ!ああっ!誠史さっ!そこばっかり!」
ちゅくっ
ちゅるっ
「あああっ!」
舌と指で丁寧にアヌスを解す誠史に
もどかしさを感じるも
「はう…」
キスの嵐で心が溶かされていく
「可愛い。もっと素直になって欲しがって」
俺の可愛い弟
「ぁい…誠史兄様…俺をもっと可愛がってぇ…」
「蒼太までどっかにいきやがった!」
一番前で一番目立っていた蒼太も姿を消し
剛志のみとなる
「ふう…」
ため息をつき
実演を眺めていたが
もぞっ
「ん?」
誰かに尻を触られる
「痴漢かよ…嫌いじゃないけど」
苦笑し無視していると
するっ
「んっ!」
シャツやズボンの隙間に腕が進入し
ペニスを握られる
「あふ…」
口内にも指が侵入し
かき回される
「あんぅ…」
ぐちゅっ
「ああっ!」
ビクビクと震える下半身を支えられ
男の節くれだった指が次々とアヌスに潜り込み
抜き差しされる
「うあああっ!」
「好きだろう?狸の花嫁」
耳元で囁かれ
我に帰ると
実演は終わっており
沢山居た客は姿を消し
剛志を囲む数人の男が残っていた
「実演販売は終わったが、あんたへのおもてなしは今からだ」
「あんたさ、芸能人とも付き合ってるんだって?どっちが旨いか後で教えてくれる?」
「はっ!俺の彼氏と旦那に敵う奴なんて…幸…」
「それは勿論俺の名前だよな?」
俺の自慢の旦那の名前は…
「せんべい利権?」
「どんだけせんべいが好き?俺が言ってるのは千里眼。えっと…透視能力みたいな奴?」
「何で疑問系?そしてピロートークでその話題は何故?」
蒼太の髪を撫でながらいきなりのピロートークに戸惑いを隠せない
「うちの覗き魔…じゃなかった!巫女さんも君と同じ千里眼でね。君達の事は何でも知ってるんだ」
「うわキッモ!キッモー!それってストーカーですよね!」
「うん。…いやいやいや!あの千里眼も役に立つんだよ。俺の無くしたペットボトルの蓋も見つかったし」
「それって要ります?」
「要る。飲みかけだし」
「あのバカ…ピロートークで何話してんだ…」
「だよねー!もっとロマンティックな話しをしないと蒼太君も白けちゃう」
「おい、何蒼太君なんて馴れ馴れしく呼んでるんだ?タコ!」
隠しカメラの映像を見ながら感想を述べる神に巫女が杖で小突く
「巫女さん!杖はそういうふうに使う物じゃないよ!」
抗議の声を聞き流し
「さて、麗しの弟殿はどうしてる?」
「ふうう…」
腰のみを掲げ
ローションで濡れたアヌスを誠史にさらけ出す
「誠史さん…恥ずかしい…」
頬を赤らめ
腰を震わせる
「どうして?凄くきれいだよ」
アヌスに指を入れ
広げると
「ひゃううっ!」
甲高い悲鳴を上げ
「あ、イっちゃった?」
誠史の手のひらを汚す
「ごめんなさい!今すぐきれいにします!」
誠史の手をとり
舐めとる
「ふふ、子犬みたい」
「はぁ…俺はいいこですか?」
「うん。いいこだね」
「嬉しい」
腰を掲げる
「いい子には御褒美をあげないとね」
腰にペニスを擦り付ける
「男の処女なんて久しぶりだなぁ」
小学生の時初めて相手の処女を奪った時は無我夢中だった
「はぁ…誠史さぁん…」
ねだるように甘えた声を上げる宮司に
「力を抜いて」
誠史が腰を撫で
ずっ
「ひうっ!」
ずずっ
「ああ…ちょっときついな」
上擦った誠史の声に
「はひゃあっ!ああっ!」
宮司も興奮し
腰を揺らす
「ああ、大丈夫?」
誠史が労るように宮司のペニスを握り
擦る
「ふぁい…もっと突いて。ヨくして」
快楽に染まった宮司にいつもの大人びた表情はなく
子猫の様に甘える
「可愛い。君の言う通りにして上げる」
ずんっ
ずちゅっ
ずちゅっ
「あひああああーっ!ああっ!ふっ!」
「くっ!」
きゅうきゅうに締め付ける体内を堪能し
「凄く良い…可愛いよ」
「ぁい…蒼太さんより可愛い?」
喘ぎながらすがり付く宮司に
「君は弟として可愛いよ。蒼太とは違う」
誠史は残酷にも突き放した
「あの人はあなたを愛してはいないのに…」
「何処に行くのですか?」
猿渡によって車イスにのせられた蒼太が尋ねる
「うん?うちのタコ…じゃなかった神様に会わせてあげようと思ってさ」
「俺は別に…」
興味の無さそうな蒼太に猿渡が笑いかける
「うちの神様は願い事を何でも叶えてくれるんだ。君が望むなら、あいつも消せるし、何より…」
その足が治る
その言葉に
蒼太の唇が震える
「じゃあ…もうあそこに帰らなくても良いんだ」
「そうだよ」
ただここに閉じ込められるだけ
「今度から俺が可愛がるよ。俺の奥さん」
「兄さん。皆で幸せになろうね」
眠り続ける幸一の髪を撫でる
「そのためにも俺達は契るんだ」
色んな物を犠牲にして
「今度は言うことを聞かなかったらお仕置きだ!」
言うことを聞かない悪い籠の鳥は
柳の鞭でぶちましょう
続く
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