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そのままの姿で浴室に連れて行かれる。
抵抗しようにも恐怖から脚がすくみ声が出ない。
「つめたっ」
浴室に押し込められ、
まだ冷たいシャワーを頭から被りながら口をそれで塞がれた。
ただでさえ水流で息がしずらいのにキスをされ、舌を絡められ余計息苦しくなる。
「ぷぁっ…んぅ、…」
顔を背ける様とすると顎を捕まえられた。
舌を甘噛みされ吸われ膝の力が抜ける。
シャワーも温かくなりくたりと身体から力が抜ければ待ってましたとばかりに抱き上げられ更に口の中を蹂躙されつつ身体を洗われた。
その手はキスとは違い酷く優しかった。
勘違いしそうになる。
酷い事をされた。
それは事実なのに、まるでガラスでも扱うかの様に触られると恋人なんじゃないかと錯覚しそうになる。
やめて、ほしい。
やめて、ほしい…?
本当に…?
わからない…
きっと脳に酸素がいってないんだ…
だからおかしな事を考えるんだ…
きっとそうだ…
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