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⑲ 陽
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俺は家に帰ると休む暇すら与えられず誠人にレポートをやらされる。
「そろそろ休憩…」
「…佐久間さん?」
笑顔が怖い。
「初めてまだ30分もたっていませんよ?」
「はい…。」
誠人こえーよ。
ってか正宗に癒されたい…
今朝起きたら正宗は既に学校に行っていて会えなかった。
「まさ〜、コレ終わったらお兄ちゃんにご褒美ちょーだい?」
キッチンに篭っている正宗に声をかける。
「え…ご褒美って…?」
「まさの事ぎゅ〜って、したい。」
「えっ…。」
恥ずかしいのか正宗は顔を背けて隠す。
「ご褒美くれないならお兄ちゃん頑張れないかも。」
「うっ。……分かった。」
「よしっ。」
俺は正宗からのご褒美の為に集中して頑張った。
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