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番外編 誠人の場合16
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光希と一緒にショッピングモールに来た。
こうゆう風に光希と出かけるのは初めてかもしれない。
「誠人さんはどうゆう服が可愛いと思いますか?」
と尋ねられたが、今の僕はそれどころじゃない。
光希は今日も女装していて、今回は前回よりも仕上がりが良く、どこからどう見ても女の子なのだ。
周りから見れば光希はかなり可愛い女の子なわけで、光希には色んな男の視線が集まっている。
こんなに可愛い光希を大勢に見られている事が嫌で仕方がない。
「誠人さん?」
「はっ、あぁ、僕の好みですか。僕は…」
あたりを見渡してみる。
「あ、あの店の服なんてどうでしょう?」
その店にはシンプルなデザインの服が多く、肌の露出も少ないものが揃っている。
「分かりました、じゃああの店に行きましょう!」
楽しそうに笑う光希を見て、来てよかったなと僕も微笑んだ。
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