アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
三好の帰宅3
-
結局みーくんと兄貴は俺が泣き止むまで俺を慰めてくれた。
「ごめんな、正宗。こいつのせいで」
「はぁ?まさを泣かせたのは三好だろ!?」
みーくんと兄貴が睨み合っている。
「違う…俺が兄さんの事好きになっちゃったから…」
そう言えば、
「なっちゃったって…俺のこと好きにならなきゃ良かったとか思ってねーよな?」
兄貴はコツンとおでこをぶつけてきた。
「三好になんと言われよーがまさが後悔してよーが、俺はまさを離す気はねーから。」
そう言われて嬉しくて、照れてしまった。
「あー、2人とも。俺いること忘れてない?」
みーくんがコホンと咳払いをして思い出す。
俺は恥ずかしくなってまた俯いた。
「俺は別にふたりが付き合ってる事に対して怒ってるんじゃないんだよ?」
「…え?」
「うん、まぁ正宗がずっと陽の事好きだったことには気づいてたし。陽の弟愛も異常だったしね。いつかはこうなると思ってた。」
気づかれてたんだ…
もしかして俺って、わかりやすいのかな。
「じゃあ何に怒ってんだよ。」
兄貴は口を尖らせて気付かれていたことに驚いた様子は見せず文句を言っている。
「お前が正宗に手ぇだしてる事だよ!」
そしてまた、兄貴とみーくんの睨み合いが始まった。
「どーせ陽が正宗に手出したんだろ。正宗はまだ未成年なんだから我慢しろ!」
「無理だ!正宗前にして我慢出来るわけねーだろ。」
俺はどんどん顔が熱くなる。
みーくんには全部おみとうしみたいでなんだか恥ずかしい。
「とにかく!正宗が高校卒業まではそーゆー事は禁止だからな!」
「えー!!」
それは少し、いや、物凄く寂しい。
でもみーくんとの約束だから卒業までは我慢しようと思います。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
104 / 117