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大人になりました2
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部活が終わり、皆も着替えを済ましてバラバラに帰宅していく。
そろそろ俺も職員室に戻らなければならない。
俺が立ち上がると、
「佐久間先生!」
柔道部員の1人に引き止められる。
「どうした、工藤。」
「俺の名前、覚えててくれたんですか!?」
彼は嬉しそうに目を輝かせた。
「当たり前だろう?」
「嬉しいですっ!」
素直に喜ぶ工藤はまるで子犬のようだった。
「おれ、小学校の時に先生の試合見てからずっと憧れだったんです!だから先生に教えて貰えて凄く嬉しいです!」
そんな事言われたの初めてで、心が温かくなる。
教師になって良かった。
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