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;by有真(過去)
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▽有真の過去の話になります。
先ずあったこと。
俺が中学生になったとき、俺の弟が事故にあって死んだ。
弟はそのとき11歳。
俺は、普段から弟とあまり話したりしなかったから、弟が事故にあった、と聞いた時、『え?』くらいにしか思えなかった。
しかし両親は、弟を愛していた。...俺なんかよりも。
弟が家族の中から消えると、両親は俺の存在を否定した。
──何で弟が死んで、兄が生きてるの?
弟の周りの人、全員がそう言った。もちろん、両親も。
次に。
もともと、孤独だった。
だから、同級生に連れていかれる場所がわからなくても良かった。
人と、話せたから。
でも、その同級生がしてくれたことは、俺が性処理を手伝うこと。
結果、その事が学校中に広まり、同級生、先輩、あるときは後輩までもが、俺の躰を虐めた。
絶望?
単語二文字では到底表せない、感情が生まれた。
「...死んでやる」
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