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「…やっ…はっ、あぁっ。」
向田篤志の指が井端甫の中心に触れ、つっと裏筋を撫で上げた。ほんの少しの刺激にも過剰に反応する様子に、喉を鳴らす。
「っ。…やらしい体だな…。」
「んんっ…はぁ、ちがっ!……触ってるのが篤志、だから…」
真っ赤になった顔を隠す様に、顔の上で腕をクロスさせる。向田篤志の欲情している表情が見えるわけではない。射抜く様な、心を捉えて離さなかった、あの瞳が写るわけではない。
ただ、それらが見えなくても、向田篤志の井端甫に対する行動の一つ一つが、熱を、欲を、井端甫に伝えていた。
「本当に……無自覚……。」
無意識に向田篤志を誘っているのだと気づかない井端甫に、思わず溜息が漏れる。目が見えず勘の鋭くなっていた筈が、自分の事になるとそうでもないらしい。
「な…に?」
「なんでもないっ。…指、咥えろ。」
指を唇に押し付けると、抵抗もなくすんなりと口を開き、向田篤志の指を受け入れた。2本をまとめて口内へ入れると、弱い上顎を撫で上げる。
「んぁぁっ。ん"んっん、…ふんっ、んんあっ、んぐっ。」
小さな口いっぱいに指を差し込み、口中撫で回すと、口の端からは涎が溢れ、苦しさからか、生理的な涙をみせた。
「最後まで、するからな…。」
口から指を引き抜くと、涎でべとべとになった手で、井端甫の中心を握り、上下に扱く。井端甫からは、今までに聞いたこともない様な、まるで女の子の様な霰もない声が漏れた。
中心からは先走りが溢れ、自身の涎か先走りかわからない程だ。だんだんと大きくなり、立ち上がって来た中心に、向田篤志は井端甫の両足を立たせ、そこに顔を埋めた。
「ひゃぁっ!!…なっ、何?」
排泄する筈の部分に感じた、生暖かい、柔らかい感触に、思わず体を起こす。
「ここに、入れるんだ。…ここに、俺を入れるんだよ。ちゃんとほぐさないと、甫が辛い。」
男同士のセックスというものがどういうものなのか、調べることの出来なかった井端甫は、九十九昴から情報を得ていた。
彼の話では、とても気持ちが良くて、お互いにお互いが何よりも大切な存在なんだと、確認しあえる素敵な行為だとのことだった。
どんな風にするのかと聞いた井端甫に九十九昴は、向田篤志がちゃんとリードしてくれるから、それに任せれば良いのだと、知らない方が良いと、教えてくれなかったのだ。
「俺は、大丈夫。そんなに心配しなくても良い。」
早く、九十九昴の言う確認をしたかった。向田篤志には井端甫、井端甫には向田篤志。互いに互いが何よりも大切な存在なんだと、感じたかった。
「ダメだ。ちゃんとほぐさないと…甫が痛いことはしない。一緒に気持ち良くならないといけないんだ。」
焦る井端甫に、諭す様に語りかける。井端甫が頷いたのを確認し、愛撫を再開した。快感に反り立った中心を手で扱きながら、秘部に舌を差し込み、少しずつ広げていく。
「んっんっ…ふぁ…はあっ、んあっ、ひあっ????」
亀頭を引っ掻くと体が震え、舌を包む秘部も一緒に収縮した。
「は…じめ…。一回、出していいぞ。」
その言葉とともに、中心を擦る手の速度を早め、鈴口に爪を立てると、井端甫はあっけなく達した。
「ああぁぁっ??……んんっ、はぁっはぁっ。」
「指、入れるぞ?」
舌で少しだけ広げられ、ヒクヒクと痙攣する秘部に指を入れていく。まだきつく、押し出そうとする中に、強引に指を進めていった。
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