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終わりの始まり
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「私、紅葉みたいにかわいい男じゃなくて大人っぽいかっこいい人が好きなの。だから他の人と付き合いたい。」
美希はまっすぐに俺を見て言う。俺の好きな二重の大きな茶色い瞳で鋭く見つめながら。
その言葉に俺は自分の容姿を恨んだ。
色白の黒髪に肩幅の狭い身体二重のまん丸お目目。多少筋肉はあるが対してあるわけでもない。
それからは俺は何回も美希にやだ。別れたくないと言った。
美希は呆れたのか怖い口調で言い放った。
「いい加減にして。私はあんたみたいな人もう嫌い。うんざり。重すぎて気持ち悪い。顔も見たくない。だからお願い別れて。」
美希は今までにないくらいの冷たさで言い放った。
俺はもう別れたくないと言っても無駄だと思いわかったと言った。
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