アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「俺は女じゃなくても惚れて欲しいけどね?」
意地悪な笑みで紅葉に言ったが冗談やめれ!って言われた。
本気なのに...。
告白するときはしっかり告白するからこんなので気づかれたら困るけどね。
「そういえば、金曜日何食べる?俺、なんでも作るよ?」
ウキウキした感じで紅葉は聞いてきた。何を食べるか悩んだが頭に出てきたのはアレしかなかった。
「ハンバーグ!俺、めっちゃ好きなの!」
紅葉から泊まりに来ていいよと言われた日の夕飯でありおれの好物だ。
「もちろんいいよ!いいお肉使って作るね!」
天使の笑顔を作って俺にそう言ってくれた。幸せすぎて溶けそうだ。
「紅葉。ありがとう。大好きだ。」
つい、大好きまで言ってしまったが紅葉はそれを友達としての意味だと思ったのか
「俺も響也が大好きだよ」
と優しく言ってくれて頭の中が真っピンクになった。
恥ずかしくて紅葉の顔を見ることができなくなったから、俺は紅葉と早く別れを告げて車に乗り込んだ。
俺の様子がおかしいと感じた吉田は俺を気にかけてくれた。
「どうかなさいましたか響也様」
「ちょっと好きな子に嬉しいこと言われちゃったんだよねー」
吉田はがハッとし表情になった。
「立花様がお好きなのですか?」
「吉田、正解だ。俺は絶対あの子と両思いになってみせるから」
「左様ですか」
窓の外を見ながらそう言った。
決戦は金曜日。紅葉と1つ屋根の下。
俺の理性を保ちつつ紅葉と距離を詰めてやる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
60 / 192