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トラ先生のお住まい
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天高くそびえ建つ瀟洒なマンションを見上げる。
このハイテクノロジーで、至れり尽くせりの設備が整っている高層建築物が、トラ先生のお住まいです。
トラ先生は自分の身の回りのことがほぼ出来ないので、面倒を見てくれたりお世話をしてくださる人がいないと日常生活が破綻をきたすのだそうです。
以前、その様なことを熱烈な目で語ってました。
いま思えばあれはぼくに対する何らかの訴えだったような気がします。
それならと、ホテル住まいを提案してみたらなぜかその後シクシクと泣いてました…!?
エントランスを抜けて、コンシェルジュの方へご挨拶とかるい世間話を交わしてエレベーターホールへ向かい、止まっていたエレベーターに乗り込む。
音もなくスルスルと扉が閉まる。
静かに上昇し、目的の階に停止するとゆっくりとまた扉が開く。
開いた先に件の恋人がにこやかに立っていて驚きました。
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