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9、遼said
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あの後、亮太は佐々木さんと話に花を咲かせていた。
相槌程度は打てたけれど、がっつり話せたわけではなかった...。
亮太ってコミュ力お化けだよなぁ...。
佐々木さんは凄く優しい人で、怖がる要素なんて無かった。
でもその分、最初に思った いなければ って思いに罪悪感が生まれまともに目も合わせられない。
とほほ、と思っているとチャイムが鳴る。
仕方なく席に戻れば周りもガタガタと席に戻っていく。
そして担任らしき人が入ってきて自己紹介をし始めた。
とても背の高いかっこいい感じの先生で字が綺麗。
第一印象はそれだった。
東堂 翔。
達筆な字でそう黒板に書けば
「 とうどう かける 。」
と一言発した。
いや、それだけかよ、とツッコミを入れたのは俺だけじゃない気がする。
と‐ど‐先生は数学担当らしいけど、この先生じゃ絶対寝そう...。
そして、名簿番号順から自己紹介を、て時に教室の後ろのドアが空いた。
和気あいあいと盛り上がってた教室のムードは一気にシーンとしてしまった。
彼は空いてる席に腰を下ろせば隣の席の人に
凄く期限悪そうに
「何見てんだよ。」
と冷たく言い放った。
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