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10、
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不良だ!!!
そう思った、
だって、金髪でピアスじゃらじゃら。
目つきがとっても悪くて声が低い。
カッコイイ!!!!!!
見慣れぬ不良の姿に遼は目を輝かせた。
仲良くなりたい、けどなれなさそう。
そう思うと警戒し、フシャーと毛を逆立てる猫を連想させた。
一通り自己紹介を終え最後はあの不良の番だった。
不良は嫌そうに顔を歪ませるも観念したように
「牧田 冬夜 。趣味、特になし。雑魚は話しかけてくんな。以上。」
と席を立たずにその言葉を発せば担任に1度ガンを飛ばし眠りについた。
辺りはボソボソと
「怖い」
「野蛮」
「偉そう」
「退学にならないかな」
と本人に聞こえないように思った事を口に出していた。
当の本人は何も気に止めていないように見えたが、遼はモヤモヤとなにかが溜まったように感じ
気付けば
「怖いって見た目で決めつけるんじゃなくてちゃんと話してから決めようよ!!! 」
と声を荒げていた。
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