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イケメン教師、校長に諭される
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校長室のドアに鍵をかけて戻ってきた校長が、聞いた。
「どうした。まだ悩んでいるのか」
「すみません……僕が、ばかでした……。許してください……」
小坂は、良心のかしゃくに耐えかねて、泣きだした。
「君が悪いわけじゃない」
校長が、小坂の隣に腰をおろして言った。
「ただ、このことは、だまっていないといけないよ。公になったら、ことだからね」
校長は、ほほの涙をぬぐう小坂の手を握った。
「わかりました……」
「このことは職員会議にもかけないし、教育委員会にも報告しないでおくから。私と小坂君と、その生徒の間だけの秘密だ。いいね?」
「わかりました……ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
小坂は泣いた。
校長は、小坂の背中を撫でた。
「もう泣くのは、およし。よほどつらかったんだね。君は生徒をかばって、秘密をずっと一人でかかえこんでいたのだね。でも、もうだいじょうぶだよ。私は君の味方だ。私は君をやめさせたりしないから」
「校長……」
小坂は校長の膝に泣きくずれた。
「申し訳ございません……」
小坂は、頭をあげることができなかった。
「しかし、君が教師として許されないことをしたのは事実だ。攻めを受ける覚悟はあるだろうね」
小坂は、顔を上げ答えた。
「はい……」
「泣き腫らした目をして……」
校長の指が、小坂の頬に触れた。
「内密にしておくかわりに、君は、これから私の管理下で、私の教育的指導を受けないといけない。私には、校長として、つまり上司として教育者として、君を教え導く義務があるからね」
校長は、小坂を諭すように静かに言った。
「はい……よろしくお願いします……」
小坂は、頭を下げた。
「君が、生徒の誘惑にのってしまったのも、君が性欲を処理できていないせいだ。私が相手をしてあげるから、これからは生徒に誘われても、きっぱり断るのだよ。いいね」
校長は、小坂に言い聞かせた。
「わかりました……」
小坂は生真面目に、うなずいた。
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