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イケメン教師、宮本に告発される
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生徒二人が出て行き、宮本だけが、校長室に残った。
「君が宮本君か。さっき小坂先生と話していて君の話しが出てきたところだ」
校長が口を切った。
「どんなことをですか?」
宮本の白い顔が、赤らんだ。
「君が優秀な生徒だと話していたが、まさにそうだね」
校長の、皮肉まじりの世辞に、宮本は下を向いた。
「ぼくに話しとは?」
宮本は顔をあげて聞いた。
「さっきの話を、もっと詳しく聞きたい。小坂先生が同席していて不都合なら退席させるが」
校長は、宮本の表情を見守りながら聞いた。
「小坂先生に居ていただいて結構です」
宮本は、立ちつくしている小坂を見上げて校長に答えた。
「そうか。話しにくくなったら、いつでも言ってくれたまえ。中座させるから」
「わかりました」
宮本は、うなずいた。
「まず一点め、店というのは」
「ブラックスワンという店に小坂先生は、このような写真を売っています」
宮本は、書類入れから、写真を取り出そうとした。
「いや、今はいい」
校長は、制した。
「その店については、小坂先生からも報告があがっている。君はどうして、その店を知っているのか?」
校長が尋ねた。宮本は、顔を赤くした。
「それは、ぼくが、ある日曜日、友人にそそのかされて、店に行ったところ、偶然、小坂先生に会ったからです」
ソファの脇に立っていた小坂は、くらっとして、ソファの背もたれをつかんだ。校長と宮本が、厳しい目つきで、小坂を見た。
校長は、小坂の様子を無視して、宮本に向き直った。
「続けたまえ」
校長にうながされ、宮本は、話を続けた。
「友人によると、小坂先生は、見回りではなく、その店を利用しているということです」
校長は、難しい顔つきで、手をあごに当てた。
「友人は、その動画を所持しています」
「ほほう」
校長は、興味深そうに、うなずいた。
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