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イケメン教師、ホームから電車内へ
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『◯番線に○○行、快速電車が入ります』
慌ただしい人の波が、アナウンスとともにホームを埋めつくす。
電車がホームに滑りこんできた。風にあおられて小坂は倒れそうになった。小坂の腰に腕をまわす校長。もう逃げられない。
人が、どっと吐き出される。再び詰め込まれる人の中に小坂たちは混じった。
車両に乗っているのは男性ばかりのように見える。皆、小坂をじろじろ見ているように思えた。
「皆、君の色気に吸い寄せられているようだよ」
校長の声が耳もとで聞こえた。これから、はじまるのか? 本当に? 小坂は満員電車の中で吊り革をやっと確保した。吊り革をつかんだ手が緊張で震える。
校長は、どこに立っているのか? 小坂が振り返ろうとしたとき、尻のあたりに触れるものを感じた。
痴漢か!? 小坂は身がまえた。しかし、ふりむくと当たっているのは鞄だった。
なんだ、鞄か。誰かの鞄が当たっているだけなんだ。
小坂は少しほっとした。
警戒しすぎかもしれない。
それにしても、鞄がいいところにあたりすぎている。
身じろぎすると、隣の吊り革の男が、露骨にいやそうな顔をした。
狭い満員電車の空間だ。じっとしていろということか。
そうじゃないんだけどな。
さっきトイレで校長にほぐされた後孔が変にうずく。けして、求めているわけではないのに。
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