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イケメン教師、痴漢に舌をからめられる
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「んんん……」
小坂は逃れようとしているのに、痴漢の唇は、さらに深く交わろうと接触を求めてくる。
下手に動けば求めている動きのように誤解されてしまいかねない。
実際、動けば動くほど深くくわえ込んでしまう。まるで離れまいとしながらも、角度を変え接触箇所を微妙に変化させて、新たな刺激を求めているかのようだ。
まるでそうやって、快楽に溺れている者のようだ。
違う。自分は違うのに! 痴漢を求めて、この車両に乗ったわけではないのに!
熱い手が小坂の胸を這う。
校長……助けてください……。
校長が一喝してくれたなら。校長が傍らにいてくれたなら、こんなことにはならなかったのに。どうしてはぐれてしまったんだろう。こんなことになるのだったら、意地でも恥でも校長の腕にしがみついていればよかった。
ぬるぬると重なる唇は、小坂の欲望の唾液が濡らしたのだ。熱い舌がからみあうのが、これほど気持ちいいとは。校長の視線をどこかで意識しているせいかもしれない。
神崎校長……。
乗り込んだ時は声が聞こえたのだ。それほど遠くにいるわけではないだろう。ただ身動きできないだけで。
こちらからは見えなくても、校長からは小坂の姿も見えているかもしれない。
尻を触られ、唇を奪われ、胸に手を入れられのけぞっている小坂の姿を。校長が見ているかもしれない。それだけが心の支えだ。見られたい。見ていてほしい。そして後で思いきり……。
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