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内心デレデレ
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「はいっ、お疲れ様ですー」
『お疲れ。あのさ、夕飯先食ってて』
「えーっと外で食べる感じですか?」
『いやいや、食うには食うんだけど何時になるか読めねえんだよなぁ』
「えー、なら待ってますー」
『うーん……まぁ夜中とかにはなんないと思うけどさ……』
「なんかトラブルですか?」
『そういうわけでもない。割りとギャフンだけど』
「???」
『猫がなー』
「猫?」
『構内に住み着いてる猫がさ。ベンチでコーヒー飲んでたら膝に乗っかって来て動かなくなった……』
「えぇぇ………」
『もうめっちゃゴロゴロ言っててかれこれ一時間経ってんだよどうしよう』
「とりあえず写メ撮って送って下さいよ」
『猫の?無理だってシャッター音で起きるって』
「いや猫に乗られてる敬吾さんのですよ。誰かその辺の人に頼んで撮ってもらって下さいよ」
『どナルシストじゃねえか絶対やだよ』
「だって絶対可愛いでしょ!!」
『ぬぁ!!あーっ!!おまえが騒ぐから猫逃げたじゃんか!!!』
「大喜びじゃないですか!!夕飯カキフライなんで早く帰ってきてくださいよ!!」
おわり。
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