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好きだよと言葉にすれば、キス魔の蝮は俺に頬にまたキスをした。
ここが人の少ない通りでよかった。
いや、それでも良くはないが。
「口君、口君〜口君〜」
「そんなに呼ばなくても」
「いいの。僕が呼びたいだけなの」
「そうですか…」
「そうですよ〜口君口君口君〜!」
どんだけ連呼すれば気が済むんだ。
あともう少しで学校だから静かにして欲しい。
「…蝮、ちょっと落ち着こう。なんでそんなにテンション高いの?」
「そりゃあ高くなるよ〜だって、朝から口君に会えるんだよ?すっごく嬉しい!」
「俺も蝮に会えて嬉しいけど、そのテンションだと先生に注意されちゃうから」
しーだよ。
子供に言うように蝮に言ってしまったけど、あんまり気にしてなさそうだし、静かにしてくれたからキスのお返しに頭をよしよしと撫でる。
「…ちゃんと静かにできたね。えらいえらい」
「なにそれー」
「嫌だった?」
「口君がやってくれるのはすっごく可愛いけど、頭撫でるんじゃなくて、キスして欲しいなあ〜!」
学校は目前だというのに蝮は、ほら早く〜!。と、頬を俺の顔に寄せてくる。
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