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暫く走って車は豪華な門を潜って学校へ到着した。
制服に着替えた俺はその豪華な建物に圧倒される。
そんな俺を他所に車のドアが開かれ、スーツの男に促されて車を降りた。
しかしここは本当に学校なんだろうか?
表現力が乏しい俺にはこの豪華な建物をどう表現したらいいか分からないが、簡単に分かりやすく言えば『西洋のお城』もしくは『迎賓館』。
とりあえず豪華絢爛な建物を呆然と見上げた。
「深月様、こちらへ。」
スーツの男に促されて建物に入る。
外観同様、豪華絢爛なエントランスに絶句した。
驚き過ぎて顎が外れそう。
そんな場違いな俺をいかにも教師らしい大人達が出迎えた。
「橘くん、待ってましたよ。おはようございます。」
いかにもペーペー教師じゃ無さそうな年配の大人が、たかが一高校生の俺に深々と、頭を下げる。
連られて頭を下げると大人達の笑いが聞こえた。
「こちらが担任の先生です。じゃあ後は頼んだよ。」
多分、校長であろう年配の男性が言って顔を上げると少し若い担任を紹介され、年配の男性はその場を足早に立ち去った。
忙しいのにわざわざ出迎えてくれたんだなと思うと申し訳なる。
「では橘くん、行こうか。」
少々気圧されながらも若い担任に促されて俺は今日から通う高校に足を踏み入れた。
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