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これ以上機嫌を損ねてはいけないから二度寝は諦めて身体を起こす。
これからまだまだ続く『教育』。
俺と一緒のベッドに寝る事さえ緊張してしまう深月には何かと負担になってしまうそれに不安しかない、が。
それまではなるべく笑顔で楽しく過ごして欲しい。
「深月、ちょっと出掛けようか?」
まだベッドの端でこっちを睨む深月に笑顔で聞けば一瞬で顔が綻ぶ。
「え?出掛ける?琉聖と?」
「そう。嫌?」
「嫌じゃない!」
それだけ言うと深月は急いでベッドを降りるとバスルームへと向かった。
そんなに慌てなくても・・・
まだ時間は8時過ぎ。
朝食を摂ってゆっくり出掛けてもいいのに、急いで準備している深月が可愛く思う。
1ヶ月も一緒に居て学校やこの屋敷以外で2人で出掛け事なんてなかったから、この顔合わせの後は思う存分深月に付き合おうと決めていた。
まさかこんなに喜んでくれるとは思って無かったけど。
態度も性格も悪い事は充分自覚してる。
でも・・・深月には嫌われたくない。
だから。
今は俺に思い付く全ての事を深月にしようと思う。
そして深月の我儘も聞ける事は叶えたい。
「俺も準備するか。」
この後の深月の喜ぶ顔を想像しながらベッドを降りた。
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