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「では、深月様はセックスの仕方はご存知ですか?」
いきなりの発言にめちゃくちゃ戸惑う。
真顔で言われるからこちらも冗談で返す事が出来ない。
「・・・一応は。」
今は男の琉聖の婚約者をしてるが、それでも健全な高校生男子だ。
それなりの知識はある、と思う。
「それは男女の、ですよね?では男同士のセックスの仕方はご存知ですか?」
男同士の?
それは・・・
「触り合うとか?く、口でするとか・・・?」
自分で言っていてだんだん顔が熱を持つのが分かる。
こんな話誰ともした事は無い。
もう恥ずかし過ぎて軽く死ねる。
「まぁ、それが普通の回答ですね。今日から私はお教えするのは男同士のセックスについてです。これは琉聖様に喜んで頂くのは勿論ですが、お2人の絆を深める大切な行為ですので心して勉強して頂きます。宜しいですね。」
・・・・・・・・・え?
「栗山さんとそんな勉強するんですか?」
「そう始めにお話しましたが?」
それは聞いた。
でも・・・まさかそんな勉強をするなんて・・・
内容はあやふやな想像の範囲だけどきっと恥ずかしい事もたくさんしなくちゃいけないのは分かる。
だからって全くはじめましての人とそういう事をするのも勿論嫌だけど、だからって俺のお世話をしてくれる執事となんて・・・
「栗山さんじゃないと、ダメなんですか?」
「私ではご不満ですか?」
「そういう事じゃ無いんですが・・・でも・・・」
毎日顔を合わせる人となんて・・・恥ずかし過ぎる。
「私にお任せ下さい。琉聖様のいい所は全て把握してますから、きっと琉聖様もお喜びになりますよ。」
満面の笑顔で自信満々に言う栗山さんとは反対に俺の心は底なし沼に突き落とされた様にゆっくり沈んでいった。
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