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暫くボーッと扉を眺めてると、部屋の中から微かに声が漏れてきた。
ここからでは内容までは聞こえないけど、確かに深月と栗山の声だ。
いつもと変わらないトーンの栗山の声と、少し戸惑いがちな深月の不安定な声。
普段は絶対に聞こえないだろう微かな声にも気付いてしまう程、俺は深月の部屋に意識を向けていたのだろう。
聞きたくない筈なのに拾ってしまう2人の声。
もう俺の我慢は限界だった。
その時。
「・・・き様・・・早く・・・」
「・・・さん、やっぱ・・・お・・・に・・・むり・・・」
「・・・さぁ・・・を・・・くち・・・」
「・・・やぁ・・・」
深月の泣き出しそうな声が微かに聞こえて俺は大股で深月の部屋に向かうと、思わずそのドアを勢いよく開けていた。
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