アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
病気
-
膝を抱えて待っていると洋服を着た新が部屋に入ってきた
入ってきた新の顔は困ったような顔をしていた
悪い事をしたな...
こればかりはやっぱり欲求を抑えられなかった俺のせいだ...
新「これ。
下着と洋服、デカイだろうけど我慢しろ。」
美「...ごめん...」
新「別にいいよ。
お前カササギ病だろ」
カササギ病の事を知ってる人はあまり居ない。
珍しい病気と言うのもあるが世界中にまだ数百人しか存在していないし何よりだいたいが刃物を飲み込んだりして早死している
新に言い当てられて膝に顔をうずめた。
新「図星か。
もう居ないし会ったこと無いが、祖母がカササギ病でな、よく祖父に聞かされてたんだ。」
美「ぇ...」
新が灰皿を持って高い棚の上に置く俺が届かないようにだ
新「...死因は果物ナイフを飲み込んで亡くなったらしい
変な死に方だよな。
だから祖父には外で人が変な物を食べたりしていたら声をかけてやれと口酸っぱく言われてたんだ。
まさか本当に居るとは思わなかったが。」
美「そっ...か...」
もう居ないんだ...
生きてたら...お話したかったな...
ドサッと俺の隣に座ると顔を近づけてくる
新「お前帰りたくないって言ってたよな。」
美「ぅん」
新「...そんでオメガだよな。」
...嫌な予感がする...
新「俺の番になるか。」
美「丁重にお断りする。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 37